• 会期 2025/5/28(水)~6/9(月)
  • 会場 国立新美術館
  • 後援 文化庁・東京都
  • 巡回展 ・京都  2025/ 7/ 8~7/13 (京都市京セラ美術館)
        ・名古屋 2025/7/15~7/21 (愛知県立美術館)

受賞者一覧


会期中のイベント

ギャラリートーク 5/31(土) 11:00~12:00
  会場2階の第5室にて、作家が自作品の前で、作品について語ります。
  司会:小沢俊一  トーク:宮下利彦、松原修平、滝沢武道、松丸さつき、太田昌文

作品講評会 5/31(土) 14:00~
  担当委員が、希望した出品者の作品の講評を行います。
  講評:中田誠、平岩加之絵、杉浦幹男、三澤文人

会期中の特設ブース

●能登半島地震 義援金募金
  2階10号展奥の休憩スペースに、募金箱を設けてあります。
  500円以上の募金をいただいた方には会員のミニ作品写真を差し上げます。

●作家の画集、カレンダー、会報集などの展示
  2階10号展奥の休憩スペースに、会員作家の発行した画集やカレンダー、漫画などを展示。
  第一美術協会の過去の会報をまとめたものもお読みいただけます。

会場早見表

審査講評

絵画部 部門委員講評

受賞作品の中では、「青山熊治賞」の小平廣幸さんの「六本木」はタイトルの六本木という街の雰囲気とそこをカッポしているだろう女性を一体化させた構図が評価されました。また、「第一美術展賞」の大澤敏子さんの作品は男の子の目線と集中して描いている姿が印象的で、ノスタルジーを感じさせる作品です。今回入賞されなかった作品の中にも多数、力のある作品があったので、次回本展も楽しみです。

絵画 外部審査員講評

文部科学大臣賞 「見つめる先2024」 油彩 中谷隆之

 200号という大きな画面を絵作りとして、まとめている。そして、表現の仕方の中に技法を取り入れている。赤と緑との補色対比の可能性を更に追及するとよい。着物の中に、テーマを感じる作品となっている。 (河内成幸氏)
 葉をモノクロにしたり、着物の柄を丁寧に表現したりする方法もある。(中村智恵美氏)

東京都知事賞 「渓流」 油彩 片岡一憲 

写真で写したような作品が多い中、水という実際の色、水の透明感の色を自分の色として表現している。遠景に抜けていく色調となっている。額縁は、もっとシンプルにしたい。(中村智恵美氏)

以下は、審査員の作品の中で印象に残った作品へのコメントを紹介します。

「幻想」 アクリル 宮下利彦

シュールな世界の表現に惹かれた。風景の中に風景が面白い。額の中の赤が少し気になる。海の迫り方が上手である。中から湧いてくるものをさらに描きたい。(河内成幸氏)

「三丁目のアジサイ」 アクリル 小澤俊一

技術が素晴らしい。色彩の描かれ方が面白い。サインは小さくしたい。(中村智恵美氏)

「アンポワーズの休日」 アクリル 柳原幸夫

水彩表現の基本としての白の抜き方がよい。車の描き方など上品な描き方が素晴らしい。(中村智恵美氏)

「NET Ⅱ」 油彩 原和男

ネット、ビニルなどのモチーフの使い方や山の描き方にセンスを感じるとともに、作品の中に風を感じる。(中村智恵美氏)

彫刻(立体)部 部門委員講評

今回の彫刻(立体)は表現方法に於いて様々な素材が使われていたことが大きな特徴であり、表現の多様化という観点からすると望ましい方向に向かっている。出品へのハードルを下げ、出品者数拡大につながることが予想される。
次回は今回以上に多種多様な展示内容になることを期待します。

工芸部 部門委員講評

出品者が若干増え、全般に渡って良質の作品が多く、バラエティに富む賞の選出となった。特に正会員の受賞作品は、雄壮な構図と高い技術力による斬新な表現が相まり、見事であった。

受賞作

絵画 会員
絵画 準会員
絵画 会友
絵画 一般
絵画 一般 10号
彫刻(立体)
工芸 会員
工芸 準会員
工芸 一般

役員作品

絵画
彫刻(立体)
工芸